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2004年8月12日 新設 new

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フェズからいよいよ、アトラス山脈を越えて砂漠地帯への入口の街
エルフッド
へと向かいます
雪景色

ここで、質問
モロッコにスキー場は何カ所あるでしょうか? ・・・ →

いきなり雪だよ!!
((+_+))
これにはさすがにびっくりだ

フェズの街を出てバスで4時間もすると目の前に大アトラス山脈が見えてくる
と、丘を越えたらいきなり雪景色であった
でまた おじさんがそりで遊んでたりする
(少〜しわざとらしい感じも漂ってましたね (*^_^*) )
そり遊び

答え
2ヶ所
この近くの「ミシュリフェン」とマラケシュに1ヶ所

見事なまでの「アトラス杉」であります
13万ヘクタールの土地に高さ60m、樹齢400年のアトラス杉
標高1200〜2800mの湿度のある土地に生える
神聖なる木、ミイラ作りにも使用、高級家具にも使用、香りは虫除けになる
これらの木は全て自生、植林はしていないとのこと
伐採は国で決められた人のみしか出来ないそうです
葉や幹が横に広がるのが特徴、対してレバノン杉は枝が斜めなのが特徴

で、ひとつまたひとつ丘を越えるといよいよ目の前にアトラス山脈が見えてきました
これを超えると「大砂漠地帯」です
アトラス山脈は、モロッコ〜アルジェリア〜チュニジア と700キロにわたる大山脈
モワイヤン・アトラス

フェズから見て左方向
「モワイヤン・アトラス」
モワイヤン・アトラス

それまでの平原からいきなり壁のようにそびえています
ワタ

山肌に書いてある文字は
「ワタ」=モロッコ、王様の意味だそうです
ワタ

こちらの山肌に書いてある文字は
「王様永遠なれ」
一本道 一本道 その2

道は、一本道
当然信号も無ければ街灯もありません


← の写真ですが
実は、今回の旅行のベストショットの一つだと思ってます どう?
(*^_^*)
遺跡じゃなくてアトラス山脈だった
オート・アトラス 峠

我々が超えていったのは「モワイヤン・アトラス」と「オート・アトラス」の中間
最高峠は1907m

モワイヤン・アトラスと最高地点は3500m
オート・アトラスの最高地点は4165m

平野

峠から、フェズ方向を見た風景

モロッコの土地は大きく4つに分かれる
1.海岸  2.平野  3.山  4.砂漠
フェズからこの峠までは2番の平野にあたり、オリーブやら野菜、オレンジを栽培してる
オリーブ・オレンジはヨーロッパに輸出をしているほどである
ただ、問題点がある 「水」 である
人工的にまいたりはしない、雨頼みである(農家の88%が雨のみに頼っているそうだ)
逆に12%は灌漑施設がある
灌漑にも3つの方法があり 1.土の下にパイプを通す 2.スプリンクラー方式 3.新しい土の上にパイプを通しそこを水を流しぽたぽたながす
モロッコの農業はこの平野地域のみであり、3年前の大干魃では大被害が出たそうだ
また、問題点として農地が小さいことがある
代々、土地を父から子、子から孫へと分ける習慣があり土地が小さいが故にトラクターなどの機械化が進まず手作業中心の農業となり効率が大変悪い
農家には、電気が無くローソクで暮らしてるとのこと
農家は農業と絨毯作りとのこと(農夫の多くはベルベル人)
干ばつの年などは農夫が都会に出てホームレスになり社会問題化する
国は金や食料を渡して土地から離れないようにしているとのこと
それでも夏は乾燥しているので都会に出て働く人が多いとのこと
パノラマ

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ジーズ・ワジ
 アトラス山脈を超えオアシスへ
ジーズ・ワジ1

オアシスの街
中央にアトラス山脈からの川が流れています(雪解け水です)
「ワジ」とは、オアシスのシステムのこと
大切な水を川の上流から まず1.「飲料水」として使用し  2.「調理用」として使用し  3.「洗濯・WC」に使用し  4.「家畜」の飲み水に使用し  5.「畑・ナツメヤシ」に使用する
このようなシステムを「ワジ」と呼ぶ
モロッコでは通常土地は政府の物だがワジで出来た土地だけは農夫のものだそうです
ジーズ・ワジ2 ジーズ・ワジ3 ジーズ・ワジ4

街は、川に沿ってあり畑・ナツメヤシも川に沿ってある
↑川が蛇行すれば畑も蛇行する
見えている緑は全てナツメヤシ、足下には麦が植えてあり限られた農地を有効利用
ジーズ・ワジ5 アトラス山脈を越えて高原地帯を走っていると突然このようなオアシスが現れる
エルフッドに行く間、何カ所か見ました

ナツメヤシは植えてから実がなるまで20年かかる
実がなり始めてから500年間!!は実が採れるそうだ
収穫は10月、収穫後家の屋上で天日干し
ナツメヤシは200種類もあるそうだ
カロリーが高く、ラマダン明けにはよく食すとのこと
でも一番美味しいのはアルジェリア産で次がイラク産だってさ
ちなみにお値段は、安い物でキロ10DH(ディラハム 110円)
アルジェリア産が150DH(1650円!)
葉は屋根材、幹は建築材として使用する

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シジルマッサの廃墟
Sijilmassa

ここシジルマッサはベルベル人の南部における最初の独立王国のあった場所
エルフッドの街から南に20キロの場所にある
交易路の重要地点としても有名であった
が、現在は廃墟同然
(1家族だけ住んでます)
シジルマッサ1

この門は、外からの敵の侵入を防ぐための門

要塞ですね
中はとても広くて迷路のようです
かるく100人や200人は住めます
シジルマッサ2

外壁には無数の穴が空いてます
これは壁を作成時に足場として使った棒を刺した跡
結構高い壁だよね
シジルマッサ3
シジルマッサ4

壁の穴のアップ
穴の上に崩れないように石が載せてあります
シジルマッサ5 シジルマッサ6

写ってませんが中庭に面した窓です
庭は4つに区分されてまして、四季を表しているそうな
(モロッコに四季があるんだ?)
シジルマッサ7

1家族住んでいるお宅におじゃましちゃいました
その天井の見事な細工です
シジルマッサ8

同左
シジルマッサ9
シジルマッサ10 シジルマッサ11

家族が団らんする場所
綺麗にしております
中は涼しいです
シジルマッサ12
シジルマッサ13 シジルマッサ14 シジルマッサ15
シジルマッサ16 シジルマッサ17 人はほとんどいません
まさしく廃墟

周りも小さな街(村)があるのみ
街の真ん中に廃墟があるのだ

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ムーレイ・アリ・シェリフ廟
 
ムーレイ・アリ・シェリフ廟1 ムーレイ・アリ・シェリフ廟2 ムーレイ・アリ・シェリフ廟3

シジルマッサの廃墟のすぐ近くにある廟
残念ながら中は入れません
すっごく綺麗なんだけどね・・・・



やったー、ついにアトラス山脈を越えました
 なんか空の色とか違わない?いきなり湿度が下がった感じで空が青々してます 

ここからは砂漠です
実は↑の周りもすでに砂だらけです
写っているのは建物だけですが、周りは半砂漠状態っす

 

           --- モロッコ おまけの話3 ---

 産業 ・・・ 1位は農業 2位はリン鉱石(世界の75%のシェアを持つ、例の土地に蒔くあれですな) 
       3位は漁業(何たって3500キロも海岸線がありますから 魚は世界に輸出してます 日本へはタコ)
       4位は観光(400万人/年も来るんだってさ・・・私もその一人 内訳は1位フランス人 2位スペイン人
         3位イタリア人 4位日本人(私もその一人)  中国・韓国人は少ないそうです)
         2010年までに1000万人の受け入れ態勢にするそうです

 学校 ・・・ 3〜6歳の子はコーランの学校へ行く(無料) ちなみに金持ちは私立の学校へ行くそうな
        95%の就学率 6−3−3−4制 で最初の6年が義務教育 最後の4年は大学だが
        入学試験は無く高校の卒業試験がOKになるそうです
        義務教育の最初の1〜2年生は、アラビア語・ヘブライ語
                    3年から アラビア語とフランス語
        中学もアラビア語とフランス語
        高校で+もう1言語
 人口の割合による文盲率は、50〜60%、残念ながらちょっと前まで女性は学校に行かなかったため



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