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2004年8月22日 新設 new

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アイト・ベン・ハッドウ
Ait Ben Haddou 1987年世界遺産登録

ワルザザートの町から西へ33キロ、これが噂のアイト・ベン・ハッドウ
ものの見事に日干しレンガの町が残ってます、およそ350年前のもの
クサールでもありカスバでもある(クサールの中にカスバがある)
アイト・ベン・ハッドウとは、アイト=家族、ベン=息子、ハッドウ=ハッドウ家
で、ハッドウ家の息子の家族という意味です

実は、アイト・ベン・ハッドウにこれと言った有名な話はなにもない・・・
現実は、世の中から完全に取り残されて偶然残ったってとこかな
アイト・ベン・ハッドウ1

アイト・ベン・ハッドウ全景
手前側の川からこちらは新市街
向こうが旧市街
アイト・ベン・ハッドウ2

彼方に見えているのは、
オートアトラス
アイト・ベン・ハッドウ3

頂上にそびえているのは、穀物倉庫
あそこまで登れます
小高い丘に沿って住居が建てられてます
アイト・ベン・ハッドウ4 アイト・ベン・ハッドウ5 アイト・ベン・ハッドウ6

新市街(これは新しくて10〜15年前の物)を抜けると川に出ます
これを渡ると
アイト・ベン・ハッドウ
 
川の上流は、オートアトラス
(高アトラス山脈)
なんと、川には橋がありません
冬場は水が多くて渡しが必要
ロバ、馬の渡しです
当然有料 5DH でした
(60円、これも交渉次第)
アイト・ベン・ハッドウ7 アイト・ベン・ハッドウ8 アイト・ベン・ハッドウ9

現在、このアイト・ベン・ハッドウには6家族のみ住んでます
ちなみに全て親戚とのこと
前に住んでいた人は新市街(川向こう)やらマラケシュに移ってしまったそうです

世界遺産に登録されてから修復が行われており、使用前使用後みたいに修復されてものはものすごく綺麗です
壁の模様はベルベル人特有の模様
アイト・ベン・ハッドウ10 アイト・ベン・ハッドウ11

アイト・ベン・ハッドウの周りはなにもない砂漠
アイト・ベン・ハッドウ12
アイト・ベン・ハッドウ13

この河原に見覚えのある人は超映画ファンっす (^。^)
そう、ここであの「グラデュエーター」の戦闘シーンが撮られたんだよ
アイト・ベン・ハッドウ14

修復後
屋上に黒服の人が立ってますね
アイト・ベン・ハッドウ15

修復前
アイト・ベン・ハッドウ16

門です
基本的に町の中は歩いて移動出来ます
数家族ですが住んでますので家の中までは入れませんが、道々で突然家畜(豚や山羊)が出てきてびっくりです
アイト・ベン・ハッドウ17 アイト・ベン・ハッドウ18

なかなか修復も進まないようで、修復前と後の差が激しいね
アイト・ベン・ハッドウ19

頂上への道?
中腹から上は荒れてます
アイト・ベン・ハッドウ20

頂上の穀物倉庫
敵から一番遠い所に置くのは基本だけど、自分らも取りに行くのが大変かも
アイト・ベン・ハッドウ21

当然見張り台の役目も果たしていた

それにしても空の色が澄んでいるね
真っ青、群青
かな
アイト・ベン・ハッドウ22

穀物倉庫には何も残ってません
ここまで登るのに15分位ですかね
360度の大パノラマが開けますので頑張って登りましょう
アイト・ベン・ハッドウ23 アイト・ベン・ハッドウ24

隣にそびえる小山
人の手は全然かかってないそうですが、不思議な形をしています
アイト・ベン・ハッドウ25

帰りも手ぐすね引いて待ってます
乗りたくなくて川をじゃぶじゃぶ渡る人もいますが、オートアトラスの雪解け水は半端じゃない冷たさです
渡った人の話では切れるような冷たさでしばらく感覚が無くなったとのことですので無理せず乗って渡ることを勧めます
(^_^)b
アイト・ベン・ハッドウ26

この角度から見ると岩山そのものだね

周りの人たちは渡しの人
客待ちっす
全部見るのに2時間のあれば充分

ちなみに先ほど映画の話をしましたが、ここアイト・ベン・ハッドウの人々はほとんどがムービースターです
ここで撮られた映画は、
アラビアのロレンス
ソドムとゴモラ
ナイルの宝石
ハムナプトラ2
グラデュエーター
砂の惑星

等々
で、エキストラでここのベルベル人が出まくっているそうです
主は農業なんですが、何たって年に2〜3本映画のロケがあるそうで今でもエキストラで忙しいそうです
結構自慢げに土地のおじさんに言われました
(^O^)

どうよ、アイト・ベン・ハッドウ
時代から取り残され今に復活ってとこか
見事に残ってましたな、これは必見
史実がほとんど無い遺跡ものってのはお初じゃないかしら?
アイト・ベン・ハッドウ内の町を歩いていても靴の下の砂利の音しかしないし、土産物屋なんざぁ御座いません
ってそういえば、モロッコって土産物屋が全然ないなぁ
絵葉書一つ探すのも結構苦労しました、町のドライブインにあるね
現地ではほとんど見かけなかったよ(うるさい子供の売り子もいないね)
 

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オートアトラス越え

それでは、またもやアトラス山脈を越えてモロッコの海岸側へと進みます
ティシュカ峠1

見えているのが
オートアトラス
(高アトラス)
ティシュカ峠2

ティシュカ峠
標高2260m

ティシュカとは、羊飼いの通り道と言う意味
ティシュカ峠3

峠から山の色が変わってきます
これは黒っぽい赤
鉄分と塩分だそうです
ティシュカ峠4

高い木はほとんど生えてません
これが峠を越えて行くとだんだん増えてきました
このアトラス山脈に雲がぶつかり大西洋側で雨が落ち、砂漠側は乾いた空気が下りてくる
ティシュカ峠5 ティシュカ峠6
ティシュカ峠7 先ほどのアイト・ベン・ハッドウのすぐ先からアトラス山脈越えの峠道が始まります
およそ3時間かかって大西洋側に下りていきます
そのほぼ中間にあるのが、ここティシュカ峠
標高2260mってのは、あのマチュ・ピチュでさえ2200mなんだよ
かなりの峠であります
そしてものすごい強風と寒さでありました
←の写真は柱にかじりついて撮った写真です(こちらが大西洋側)
ティシュカ峠8 ここティシュカ峠にはドライブインがありまして、なかなか充実しております
少し時間を取って見学するといいかも
(値段はそれ相応っす)

アトラス山脈を見るには絶好
ティシュカ峠9
ティシュカ峠のパノラマ

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    --- おまけの話 6 ---

 モロッコの離婚率は1%、男女どちらかも言い出せるが離婚は良くないという教えがあるそうです
また、結婚を両親が決めるのでそうそう離婚もできないとのこと
これは田舎も都会も同じ
女性は離婚後も3ヶ月は同じ家に住めるし同じ人との再婚も可
その3ヶ月間で考えるそうです、それで分かれた場合女性は両親の元に帰り、両親がいない場合は親戚の家に帰る
男性から離婚を言い出した場合、子供を引き取る義務があり女の子の場合結婚するまで、男の子の場合は21歳に
まるまで面倒を見なければならない

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